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 2007.03.22

『いよいよ2007年シーズン開幕!』

3月20日(火)、由宇球場での広島二軍戦が開幕前の最終登板となりました。
9回、1イニングを投げ3安打1死球2三振2失点という結果でした。
結果だけ見れば、全然ダメだと思うかもしれませんが、この日はこの先の『 光 』が見えた気がします。
一昨年のシーズン終盤に痛めた右肩の影響だと思ってるのですが、昨年はいくら思い切り投げても『球が走らない、球威がない』といった事に、正直悩んでいました。しかし、今日は久しぶりに球が走る感覚が戻ってきたのを感じたのです。これは今日たまたま出来た!という感覚ではありません。ここ10日間ぐらい取り組んでいたことが練習でも試合でも出来つつあり、何か忘れていた感覚が戻ってきたようなものがあります。
少し技術的に細かく説明すると、球が走らない原因の一つは、「肘のしなり」がなかったことで、腕の振りが1本の棒のようになり、腕の振りが遅くなるということです。腕の振りの速さがそのまま球のスピードに直結してくるので、腕の使い方というのはとても大事なことなのです。
ではなぜこのような状態になってしまったかというと、やはり肩を痛めたときに無理をして投げていたことだと思います。どうしても体というのは、痛いところがあると無意識にかばってしまいます。肩をかばって投げているうちに、右腕のテイクバックの時の動きが、肘がしなりにくくなるような動きになっていました。
それも昨年気付いていた事なんですが、どうしてもその「悪いクセ」が修正できなかったのです。
それが、昨年の秋季キャンプ、アリゾナ・ハワイ自主トレや工藤さんに教わったこと、春季キャンプなどで試行錯誤してきたことで、ようやく形を見つけ、感覚を取り戻しつつあります。
考えてみると、右肩を痛めはしましたが、手術をしたわけではないし、体力も筋力も落ちたということもなく、むしろ体力的には「洗練」されてきているようにも思います。だから決して以前の球威が戻らないということはないはずです。
『必ず良くなるという気持ちで、努力し続けることが、可能性を生み、目標を実現することが出来る!』と思っているので、これからももっともっと考え、悩み、必ず壁を乗り越えるために、頑張っていこうと思います。
僕は後で『あの時やっておけば良かったなと後悔するより、やるだけやってダメだったらしょうがない!』と思いたいタイプなんで、今までそうしてきたし、これからもそうしていきます。
ということで、ちょっと話はズレてしまいましたが、これからは以前より、もう少し高いレベルで調整していけそうです。
今年は、残念ながら開幕一軍とはいきませんでしたが、一日でも早く一軍に上がり、勝利に貢献して、王監督やチームメイトのみんなと『勝利のハイタッチ』をしたいです!
いよいよ2007年シーズン開幕!!

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